電位治療器とは、おおまかに言えば「電子の力で電気治療する治療器」です。
この「電子による治療」には長い歴史があり、そこで培われてきた様々な技術が現在の電位治療器に活かされています。その電位治療器の秘密、そして歴史を探るためにははるか古代まで遡る事になります。
電子治療は2500年前から始まりギリシャのとある町医者が生物のシビレエイが放散する電気を使用して痛風などの治療をしていました。
また紀元前1世紀頃に出版されたディオスコリデという書物には、電気を発生する魚類の説明がありこれを利用して痔や脱肛を治療する方法などが紹介されていたのです。
電気の力は、まさしく自然界のものであり、そして、電気刺激によって病気が治っていくということを古代人たちは知っていたのですね。
その後1700年代日米において本格的な医学的使用が試みられるようになります。
電気が治療に大いに役立つことを最初に発見し証明したのは、雷が電気現象であることを凧あげによって証明したベンジャミン・フランクリン氏です。
そして日本では電気によって血液の状態を改善し治療する発明装置「エレキテル」が発明されました。
皆さんも一度は聞いたこともあるでしょう。
エレキテルの発明者、それは蘭学や薬学、そして同時に発明家でもあった平賀源内その人なのです。
その後1800年代において、今現在も低周波治療器と呼ばれている電位治療器が初めて製作されました。ですが電気はなぜ効くのかということが科学的に証明されていなかったため西洋医学からは相手にされませんでした。
医学の現場では長い間使われず電子治療は日本から忘れ去られたかに見えましたが、電子治療の科学的根拠を立証するため4人の博士が立ち上がり、高圧電界が人間の自律神経、特に副交感神経の作用を調整することを明らかにし、ストレスによる様々な障害を改善できるという事を証明したのです。
そして1900年代、白寿生科学研究所の創始者でもあり、博士でもあった原敏之氏が当時、日本初の高圧電位治療器「ヘルストロン」を完成させたのでした。
現在も発展し続ける電位治療器。この博士達の力がなければ、現在厚生労働省によって治療用機器として認められる電位治療器は、存在することはなかったでしょう。
こうして日本初の電位治療器ヘルストロンから派生するかのように、パワーヘルスやコスモドクターなどといった電位治療器たちが開発されその存在は、日本のみならず世界中に渡り、世界中の人たちに電位治療器は愛されるようになったのです。